FXの裁量トレードで勝てない理由は心理(メンタル)的要因にあり?!

こんにちは。

この記事を読んでいただいているということは、

FXなどの投資で負け続けている

ことだと思いますが、かれこれ数か月~数年負け続けているトレーダーの方は、

投資にメンタルがどれほど重要か

ということに勘づき始めているのではないでしょうか。

お金を前にした時の人間の心理というものは、通常の心理とは全く異なり、自分でも知らない自分の一面が見えることもあります。

そして、この心理(メンタル)は投資で勝っていく上で非常に重要になるのですが、成人がメンタル=性格を変えることは難しいため、投資には

向いている人・いない人

が存在します。(向いている人などかなり少数でしょう)

この記事では、なぜFXの裁量トレードにメンタルが必要なのか、どういったメンタルがFXに向いているのかなどを説明していこうと思いますので、気になった方はぜひご覧ください。

裁量トレードとは?

”裁量トレード”とは

システムなどに頼らず、自分の意思で売買のタイミングを決め、ポチポチと取り引きする方法

で、ほとんどのトレーダーが初めに挑戦する手法だと思います。

最近では取引アプリなども随分便利になっておりますので、スマホさえあればいつでもどこでも裁量トレードをすることができます。

しかし、ほとんどのトレーダーは”裁量トレ-ド”で勝てずに強制リタイアしているのではないでしょうか。

裁量トレードで勝ち続けることは、ほぼ不可能?

FXという投資は非常に厳しい世界であり、9割の人は参入から1年以内にリタイアしていくと言われています。

また、例えビギナーズラックで勝てたとしても、それは

・参入時が長期的トレンドの中にあった
・参入時が長期的なレンジ相場にあった

と言う人も多く、本当に10年スパンで勝ち続けている人がどれほどいるでしょうか。

まだレバレッジ規制が無く、長期的な円安トレードが続いていた時代に、「1か月で数億稼いだ大学生!」とか言うタイトルの本が良く出ていましたが、今はあまり見ませんよね…。

何とか1年を生き残った戦士たちのほとんどが、後の数年で

・トレンドが変わった
・ビギナーズラックが終わった
・資金が底をついた

などの理由で脱落しているのではないでしょうか。

もしくは、

負け続けているのに借金で運用を続けているFX依存症の人もいるかもしれませんね(;’∀’)

ちなみに僕はFX歴約8年にして、やっと少しずつ勝てるようになっていますが、決して日々の労力に見合う額の利益とは言えません(*_*;

つまり、FXで長期的に勝てている人は最初の1年を生き抜いた1割の内のさらに数パーセントと言えるのです。

1割が勝てる

勝つための絶対条件とは?

①絶対的な平常心

FXで勝ち続けることのできるトレーダーの絶対条件、それは

絶対的な平常心

だと思います。

例えば、自分のポジションが下の決済画面の場合、「利益確定」と「損切り」それぞれを同じ精神状態で『全決済ボタン』を押すことができますか??

利益確定プラス3万円!!

損切りマイナス3万円!!

難しいですよね(;’∀’)

僕は無理です…。
 
裁量トレードで「損切り」「利益確定」などの判断をするのは全て自分自身です。
 
例えば、FXでポジションを保有している時利益が出ていたらどうでしょう。
 
普通の人であれば、
 
「まだまだ上がるかもしれない」
 
と思うよりは、
 
「下がってせっかくの利益が減ったらどうしよう…」
 
と思いませんか?
 
そして、普通の人早めにポジションを決済するのです。
 

では逆に、自分のポジションに含み損場合はどうでしょう。

多分、普通の人であれば

「もう少し持っていれば戻ってくるかもしれない」

「というか、頼むから戻ってくれ~」

と思いませんか?

こうして損切りのタイミングが遅れていくのです。

このように初心者トレーダーが”利益確定は早くて損切りは遅くなる”のはごく普通の心理だと思います。

しかし、この心理が働く以上は、いくら順調に買っていても一回の負けで大きく負けるので、よほど優秀なインジケーターでも持っていない限り、裁量トレードで勝つことは不可能なのです

 

偶然発生した有利な相場でコツコツ買って「そろそろコツを掴んだかな?」と勘違いし始めた頃に相場が変化し、一気に損をする

こういったパターンの人は根本的に利確早くて損切遅いパターンの人だと思いますので、根本的な性格を見直さない限り一生勝つことはできないかもしれませんね(*_*;

②絶対的な自制心

勝ち続けることのできるトレーダーの2つ目の条件は

絶対的な自制心

だと思います。

例えば、あなたが自分のルールとして『ナンピン買いは2回まで!』と心に強く誓っていたとします。

絶対に2回まで!!です(笑)

そして、チャートに向き合って取り引きをしている時、下のチャートのような値動きが起こったとします。

この時、ナンピン買いを2回で止められる人が何人いるでしょうか?

この事例では結果的に”ルールを破ったことで”ナンピンが成功し、利益も出ていますが、このまま下落が続いた場合、どれほどの損失が出たでしょうか?

8年前、僕がFXを始めて思ったことは

自分の意志が驚くほど弱い

という事です(*_*;

僕はFXを始めてすぐ”自制心の大切さ”には気付いていました。

そこでトレード中はノートに目標を書き、パソコンの前に自分を戒める張り紙を書いてトレードしていました。

損切りできずに勝利なし!!!! ナンピンは2回まで!!!!!

みたいな感じで・・・(笑)

このルールは勝ちが続いている時期は守れます。
でも一度、負けだすと、頭に血が上り、強い気持ちで張り出した目標をびっくりするほど簡単に破ってしまうんですね・・・。
 
僕は8年の修行の結果、1万円くらいまでの損益でれば無心で決済できるようになってきましたが、数値が大きくなればまた自制心が崩れると思います。
 
同じ経験をした方もいると思いますが、お金の損得を前にして自制心が働かなくなる人は、
 
例え、偶然に勝ちが続いても一発の負けで一気に利益が吹っ飛ぶので絶対に裁量トレードで勝つことはできないと思います。

凡人でも勝てる手法とは

僕がFXの裁量トレードで損失を出さないようになってきたのが、約5年前で、少しずつ利益を残せるようになってきたのが6年前です。

ちなみに”FXのシステムトレード”では自作のEAを作ってチャレンジしていましたが、思ったように利益が上がらず、現在は止めています。

これは僕にFXの才能が無かっただけかもしれませんが、FXの”裁量トレード”や”システムトレード”で利益を出すのは非常に非常に大変な事で、生半可な覚悟で参入すれば”資金を失って退場”がオチだと思います。

 

スワップポイント運用

僕は8年間裁量トレードをしていますが、結局、根本的な自分の性格を変えることはできませんでした。

投資金を最小に抑え、「ゲームだと思う。」ことで、メンタルを制御していますが、少し金額を上げるとすぐにメンタルが崩壊してしまいます。

凡人が裁量トレードで勝てるようになるには、性格を変えるくらいの努力が必要ですが、数十年生きてきて性格を変えることなど、ほぼ不可能ですよね(*_*;

そんな僕がFX関連のトレード手法を色々試した中で、性格を変える必要が無く

”一番リスクが低く、長期的に勝てる可能性を秘めた手法”

だと思ったのが、

スワップポイント運用

でした。

スワップポイントというのは、取引国間の金利差によって生じるもので、例えば、ドル円を買って持っているだけで、

毎日スワップポイントがもらえる

のですが、スワップポイントを得るまでには、全く裁量的判断をする必要が無いので、メンタルの弱いトレーダーでも十分に勝てる可能性が秘められているのです。

参考⇒保存版】スワップポイント運用とは?仕組みやメリット・デメリットを初心者にも分かりやすく解説

現在僕は、【トルコリラ円】【メキシコペソ円】【ドル円】でスワップポイント運用をしておりますが、毎日

ノーストレス

2,000円くらいのスワップポイントをゲットできています。

また、僕は裁量トレードも続けているのですが、スワップポイント運用を始めたことで心に余裕ができ、裁量トレードの成績も良くなってきました。

※スワップポイント運用にも当然リスクはありますので、リスク・注意点は上のURLで必ず確認してください。

サヤ取り(アビートラージ)という手法

スワップポイント運用の一種でありながら、さらにリスクを抑えたトレード手法が

サヤ取り(アビートラージ)

です。

スワップポイント運用最大のリスクは

価格変動による元本割れ

ですが、”サヤ取り”は売り買いを一度に行い(両建て)

スワップポイントの差額を得る

という手法ですので価格が変動しても含み損を抱えることがないのです。

参考⇒FXの”サヤ取り”(アビートラージ)を初心者にも分かりやすく解説!!

このように、よく”FXの必勝法”などとも紹介されることもあるのですが、当然リスクはありますので正しい知識を持って運用してください。

※サヤ取りのリスクまとめ

最後になりましたが、僕のスワップポイント運用成績はこちらで紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。