”システムトレード”(自動売買)とは、
FXなどの投資を行う際に、自分の判断で売買を行わず、あらかじめプログラムされたシステムに売買の判断をさせる手法です。
システムトレードは裁量トレードのように人が売り買いの判断をしないので、
〇メンタル的リスクが少ない
〇売買チャンスを逃さない
などのメリットがある人気の投資法であると言えます!
最近では多くのFX業者がシステムトレードのサービスを提供しており、誰もが簡単にシステムトレードを始められる環境になっています。
ただ、まだ挑戦したことの無い人の中には
「興味はあるけど難しそう」
「仕組みが分からない」
という人も多いと思います。
そこで、ここからは
”システムトレードの仕組み”や”始め方”
などを
FX初心者にも超分かりやすく!
解説していこうと思います(^^)/
システムトレードとは
システムトレードとは
FXのシステムトレードを行うには、まず専用のソフトウェアをパソコンにインストールしなければなりませんが、現在ではそのソフトウェアのほとんどに
メタトレーダー
と呼ばれるソフトウェアが使われております。
そして、そのソフトウェアにシステムをインストールして稼働させることによって取り引きが始まるのですが、そのシステム自体を
自動売買システム=EA(Expert Advisor)
と言います。
この記事では、実際にシステムトレードを行う際の流れを説明してきますが、今回は、僕も利用している
OANDAジャパンさん
お名前.comさん
を利用した場合で説明していきます。
メタトレーダー(MT4)とは
メタトレーダー(MetaTrader)はロシアのメタクォーツソフトウェアという会社が開発した無料で使えるFXのトレードソフトで(MT4)や(MT5)などと省略して呼ばれています。
https://metaquotes.co.jp/
4や5という数字はメタトレーダーのバージョンで、5が最新バージョンとなっていますが、現在はまだ多くFX業者が4を使用しているので、4の方が主流と言えると思います。
メタトレーダーは本来、開発元であるメタクォーツさんのウェブサイトから元祖のメタトレーダーをインストールして使用するのですが、最近では
OANDAジャパンさん、楽天証券さん、FXTF
など多くのFX業者さんが独自のメタトレーダーを提供しており、口座を開設するだけで、簡単にメタトレーダーを利用することができます。
OANDAジャパンとは
OANDAジャパン(OANDA株式会社)は2004年に設立された老舗のFX取引業者であり、抜群の信頼性を持つ業者さんと言ってもいいでしょう。
また、OANDAジャパンさんはメタトレーダーのサービスを提供するFX業者のひとつですが、OANDAラボという独自のサービスを展開しており、OANDAグループが持っている情報を顧客に公開しています。
例えば、メタトレーダーで使える指標(インディケーター)や自動売買プログラム(EA)の配布などもその一つです。
お名前.comとは
ドメインポータルサイト「お名前.com」は、GMOインターネット株式会社が運営する、国内最大級のドメイン公式登録サービスですので、抜群の信頼感があります。
また、お名前.comさんはレンタルサーバーのサービスも提供しており「高速・高機能・低価格」をモットーに、共用サーバーからホームページ作成、VPS(仮想デスクトップ)など、月額900円~という低価格で、各種サーバーサービスを取り揃えております。
特に、FX専用のVPS(仮想デスクト)を備えている点では初心者の人がとても利用しやすい環境だと思います。
システムトレード開始までの流れ
システムトレードの流れ(図解)
まず、システムトレードの大まかな流れを図で説明すればこんな感じになります。
システムトレードを始めるにはまず、
①システムトレードのサービスを提供している業者さん(OANDAジャパン)で口座を開設する必要があります!
口座開設が完了すれば、
②ログイン画面よりMT4専用口座(アカウント)を取得し、
③その口座に入金します!
その後、
④OANDAジャパンさんのウェブサイトから専用メタトレーダーのソフトウェアをインストールすることで一通りの取引準備が整います!
そしてここから取引を始めていくのですが、人によって
〇自分のPCでメタトレーダーを稼働させる場合
〇VPS(仮想専用サーバ)などでメタトレーダーを稼働させる場合
に分かれてきます。
※VPSについては後で説明します
自分のPCを利用する場合のメリットとデメリットは、
メリット⇒
・VPSレンタル代がかからない
デメリット⇒
・PCを24時間稼働させる電気代がかかる
(ノートPCを1か月つけっぱなしで500円くらい?)
・不在中、PCが停止すれば取引も停止する(ポジション保有中であれば損切すらできない)
などが挙げられます。
また、VPSのメリットとデメリットは、その逆で
メリット⇒
・PCの電気代がかからない
・システム障害でEAがストップすることがない
デメリット⇒
月々費用がかかる
(1,500円~2,000円くらい)
などです!!
最後に…
⑤メタトレーダーの稼働方法が決まれば、後はMT4に好きなEAをインストールして稼働させるだけです!!
余談ですが…僕はシステムトレードを始めた当初は、
「VPSの仕組みや始め方が分からない」
という理由から、自分の古いノートパソコンをシステムトレード用にして取引していましたが、案の定、
帰宅すればPCが勝手にシャットダウンされシステムも停止していた( ;∀;)
というトラブルが続いた結果、少し勉強してVPSを導入しました。
使い方はとても簡単でした!!
口座開設からMT4利用までの手順
それでは!
ここからは実際に口座の開設からMT4を利用するまでの手順を分かりやすく説明していきます!
①口座開設
図解で説明したようにシステムトレードを始めるには、まず口座開設をしなければなりまりませんが、口座開設についてはOANDAジャパンさんのウェブサイトの案内に沿って手続きすれば約5分で完了しますのでここでは説明を割愛させていただきます。
⇩⇩口座はここから作れます⇩⇩
口座開設の方法はすごく簡単で、誰でもすぐにわかると思うのですが、ただ一つ、口座を作った際に初心者が混乱しやすいのが、
口座は一般のFX口座とメタトレーダ専用の口座(MT4アカウント)に分かれている
ということです。※これはほとんどのFX業者さんでも同じです。
つまり、メタトレーダーを使用するには一般口座に加え、別に
メタトレーダ専用の口座(MT4アカウント)
を取得しなければならないのですが、メタトレーダー用の口座は一般口座を開設すれば、ログイン画面上で簡単に取得することができます。
※メタトレーダ専用口座は口座ではなく「MT4アカウント」などとも呼ばれていますが、どちらも大差ないのでどちらで呼んでもいいと思います。
口座開設の申請が終われば、数日でログインIDやパスワードが送られてきますので、下のようなログイン画面からサイトにログインしてください!
※ログイン後はパスワードを変更し、さらに定期的に変更することをお勧めします。
※不正ログインなどの危険性も高まりますので、くれぐれもパスワードの使い回しは止めた方がいいと思います!!
②MT4専用口座(アカウント)の取得
ログインが完了すると下のような画面が表示されるので、MT4専用口座(アカウント)を取得しましょう!
ログインのトップ画面上には(赤枠で囲っている通り)アカウントの取得画面に移行するボタンがありますのでクリックしてください。
”こちら”ボタンをクリックすると下のような画面に移行しますので、STEP2
口座開設済みでMT4のアカウントIDを取得されてない方
という項目をクリックするとアカウントを取得することができます。
アカウントを取得できればIDとパスワードが発行されます!
③メタトレーダー(MT4)のインストール
MT4のアカウントが取得できればいよいよソフトウェア”メタトレーダー(MT4)”のインストールです!
先ほどのログイン画面に戻り、今度は下側の赤色で囲っているボタンからメタトレーダー(MT4)をダウンロードします!
ダウンロードが完了しますと、案内に従ってソフトウェアをインストール作業を進めていくのですが、特に難しい設定もないので問題なく進められると思います。
この画面⇩⇩が出ればインストール完了!!
④MT4の口座(アカウント)にログイン
インストールが終われば、次は先ほど取得したMT4の口座(アカウント)にログインします。
MT4のソフトを起動すると下のような画面が立ち上がりますので、取引サーバ
(日本のサーバで取引する場合は”OANDA-Japan Live”)
を選択します。
その後、先ほど取得したMT4アカウントのログインIDとパスワードを入力すれば、MT4のアカウントにログインできると思います。
右下の「回線不通」と表示されている部分に回線の通信速度が表示されたらサーバーへの接続が完了できたことになります。
⑤自動売買ソフト(EA)の使い方
ここまでの手続きが完了すれば、自動売買ソフト(EA)を利用する準備が整ったと言えます!
EAについては本来、自分が気に入ったEAをメタトレーダーにダウンロードして使用するのですが、それらの方法については別にご説明しようと思いますので、ここでは最低限の操作方法についてご説明します。
メタトレーダー起動すると下のような画面が立ち上がったと思いますが、このうち左下の窓枠にある
”エキスパートアドバイザ”
と表示されているのがEAの格納場所になります。(ちなみにその上にはインジケータの格納場所などがあります。)
EAを使用する場合は、
使用したいEA
を使用するチャート画面上(ドル/円の1時間足チャートなど)にドラッグしてドロップします。
そして、上のツールバーにある「自動売買」というボタンをクリックするだけで基本的な操作は完了です。
この際に、右上のEA名の横にある顔マークがニコニコマークになっていればEAが稼働していることになります。
※ここでは最低限のEA使用方法について説明していますので、細かい設定などについては別にご説明します。
これで、MT4での取引が可能になりました(=゚ω゚)ノ
VPS(仮想専用サーバ)を利用するまでの手順
ここからは、お名前.comさんを例にして
VPSを利用するまでの手順
を簡単に説明していきますが、難しい説明は控えて誰にでも分かるように簡単に説明していきます。
VPS(仮想専用サーバ)とは
VPSやサーバと言われても、実体が無く目に見えるものでないので、パソコン初心者の人からすれば
「イメージしにくい!」「よく分からない!」
と言う人も多いと思います。
ただ、難しく考える必要はありません。
サーバと言ってもただの大きなパソコンみたいなもので、VPSはそのパソコン内に作られたそれぞれの空間(領域)の様なものなのです(^^)
つまり、VPSを使うということは業者さんのパソコンにインターネットで接続してその一部の領域を使わせてもらうというイメージです。
特に、お名前.comさんのVPSでは、借りる領域の中に
最新のWindowsや各社のメタトレーダーまで
が元々入っているので、イメージとしては、お名前.comさんの大きなサーバ内に
インターネット上にある自分専用のパソコン
を借りると思えば理解しやすいかもしれません。
VPS上でのシステムトレードは、お名前.comさんのサーバ上にパソコンを置くわけですからシャットダウンしなくても電気代はかかりません。
また、(お名前.comさんのサーバが停止しない限り・・・)メタトレーダーが停止することもありません!!
お名前.comの契約
それでは、お名前.comさんのVPSを契約していくのですが、VPSのざっくりとして仕組みさえ理解していけば手続きはめちゃくちゃ簡単です。
まず、お名前.comさんのウェブサイトに行き⇩⇩
右下の【今すぐ申し込む】ボタンから手続きを進めるだけです。
申し込みに際して契約するプランを決めなければなりませんが、シンプルにシステムトレードを行うだけであれば、とりあえずは一番安い「ライトプラン」で十分だと思います。
儲けが増えればランクアップすればいいだけですからね。
契約が完了し、自分のVPSのデスクトップにアクセスできれば…
もうお分かりですよね!!
いつものWindowsの使い方と一緒です!
後は、このデスクトップ上でメタトレーダーを使用するだけですが、使い方は先ほど説明したメタトレーダーの使用方法とおなじです!
最後に
ここまでの説明で、メタトレーダーの仕組みや使い方については何となく分かっていただけたと思います。
ただ・・・
この記事では、基本的な知識しかご紹介していないので、実際に取引をする際は一通りの知識やリスクを理解した上で実践していただいた方がいいと思います。
自動売買の注意事項などについては下の記事にも書いていますので参考にしてください。
番外編:FXスワップポイントのサヤ取り
FXの必勝法?!超ローリスク&ローリターン取引術
システムトレードとは全く無関係ですが、僕は現在”FXの必勝法”とも呼ばれているFXスワップポイントのサヤ取りという手法を検証中です。
確かにローリターンですが、今のところほぼ放置状態&危険性無く、確実に利益を残せています。
興味のある人は覗いてみて下さい(^^)/
それでは!FXで生活が豊かになるように頑張りましょう(^^)/